BEAUTY BEYOND TIME
120 YEARS OF AVANT-GARDE
ヘレナ ルビンスタイン
美と革新の歴史
01
未来へと受け継がれる、美の伝説の起源へ
女性の美しさに価値を見出し、ひいては女性そのものの価値を引き上げ、世界に認めさせた一人の女性がいました。
マダム ヘレナ ルビンスタイン。
自身の名を冠した「ヘレナ ルビンスタイン」誕生のきっかけとなったのが、
ヘレナが母親から受け継いだフェイスクリームで、肌をいたわる習慣でした。
世界大戦前の当時は、クリームを肌に塗る習慣はもちろん、女性が化粧を施し、美しく装うことはごく稀なことだったよう。
そんな時代にいち早く、サイエンティストと共に自らの手でフェイスクリームを開発、
肌に潤いを与える必要性を説いたのがマダム ヘレナだったのです。
「すでに世の中にあるものは作らない」「スキンケアの可能性に限界はない」という志のもと、
常に新たに道を切り拓いてきたマダム。
サイエンスを製品開発に応用し、革新を繰り返すなど、今日ではあたり前と言われる美容の常識には、
マダム ヘレナのアヴァンギャルドなスピリットが脈々と受け継がれているのです。
02
サイエンスに裏付けられた美の尊さを、追い求めて
今から100年以上も前に、肌を美しく保つためには、
サイエンスによる裏付けが必要だと確信していたマダムヘレナ。
フェイスクリームを初めて手がけた後、
“ひとつのクリームでは万人のスキンタイプをカバーできない”ことに気付き、
自ら研究の分野へと飛び込んでいきます。
4種類の肌質別のクリームとマッサージメソッドを確立。
いまでいう“ホームケア”の概念を初めて提案したのもマダムヘレナでした。
ヨーロッパを代表する医師や科学者たちから学んだ知識をもとに、
栄養学やハイドロセラピー、肌タイプ別のスキンケア法を提唱。
また、フォーミュラをテストし、
製品の機能性を科学的に証明することもマダムヘレナが初めて手掛けたことです。
美容科学の前進に力を注ぎ、一流の科学者から先進皮膚科学を学び、
数々の名品を世に送り出してきたマダムの哲学は、
細胞科学研究のリプログラミングやバイオテクノロジーを屈指した成分開発など、
今なおブランドのDNAとして深く刻まれています。
03
世界初を世に送り出す、ブランドの革新
ブランド創立から120年もの間、
スキンケアの分野で様々な革命を巻き起こしてきたヘレナ ルビンスタイン。
その始まりは1902年、「天国からの贈り物」と名付けられた、
自身が開発したクリーム「ヴァレーズ」へと遡ります。
その後も、ウォータープルーフマスカラやブラシ一体型マスカラ、
ピュアビタミンC配合美容液など、数々の“世界初”を世に送り出してきましたが、
中でもブランドの顔として絶大な人気を誇るのが、3つのアイコン製品です。
バンデージ メソッド*1で包み込む「リプラスティ R.C. クリーム」、
植物の始原細胞*2を初配合したグリーンの美容液「P.C. スキンミュニティ セラム」、
そして細胞のリプログラミングに着目した美容乳液「プロディジー CELグロウ エッセンス エマルジョン」は、
いずれもサイエンスに裏付けられた先進的なフォーミュラのもと誕生。
すべてにおいて、追随を許さないマダム ヘレナの先進性と独創性が鮮やかに息づいています。
*1 塗布する際のジェスチャーのこと
*2 植物の基となる細胞。植物に必要な栄養素に富み一定の条件下において花、葉、根など植物の成体を形成することができる。
04
美を極めるオートクチュールメソッドとVIPサービスの確立
最高峰*のクリームを開発するのと同時に、マダムが大切にしていたのが、
美しさの可能性を引き出す“お手入れ”という概念を、普及させることでした。
肌を愛しみ、手をかける“お手入れ”という意識が一般的ではなかった時代に、
その大切さを多くの女性に伝えようと開設したのが、ブランド初となるサロン「クラス・ド・ボーテ」です。
高度な肌のプロファイリングと専門的な肌チェックを取り入れ、
一人一人に適したフェイシャルトリートメントやマッサージ、
食生活のアドバイスにメイクアップレッスンまで。
パーソナライズなビューティメソッドを提供する「クラス・ド・ボーテ」のスタイルは、
今日のVIPサービスへと。
また、サイエンティストと深い繋がりがあった背景から、
先進美容機関ラクリニック・モントルーとのパートナーシップなど、
マダムの哲学はいまなお、様々な形で引き継がれています。
* ブランド内において
05
女性の活躍と自立をサポート。
未来へと受け継がれるマダム ヘレナのスピリット
今でこそ、自分自身をいたわり、肌を愛しむことの大切さは、広く知られるようになりましたが、
2つの大戦を経験した20世紀前半は、女性が社会進出することも容易でなかった時代。
やっと女性参政権が認められ、教育を受け、経済的な自立が可能になったタイミングで、マダム ヘレナは美の力で世界中の女性たちを奮い立たせたのです。
自分自身を愛しむ大切さ、自信を手に入れるための努力を身に付けさせ、厳しい現実社会で生き抜くためには、美しさが女性の武器になることを訥々と伝えてきたマダム ヘレナ。
多くの女性の雇用を生み出すのと同時に、知識や技術など、様々なスキルを身につけさせることで自己実現の後押しとなるよう、支援してきました。
マダムが残した美の格言は、ときに厳しくもありますが、けっして色褪せることはなく。
女性のエンパワメント向上が叫ばれるいま、そのスピリットはブランドの製品と共に、未来へと鮮やかに語り継がれていくのです。